自分の作品はどういうものか

 
文学賞には大まかに二種類あり、一つは発表済みの作品に与えられる賞。
もう一つは未発表の作品を公募してそれに与えられる賞、公募新人賞です。
作家を目指すには後者の「公募新人賞」をとるのが一般的です。
 
さて、一言で公募新人賞といっても様々な賞があります。
その中からどの賞を選べばいいのでしょう?
 
それは自分の作風にあった賞です。
 
作風と言うと難しいかもしれませんが、ジャンルと聞けばわかりやすいでしょう。
まずは自分の作品が「文学」なのか「大衆小説」なのかでわけましょう。
 
文学とはいわゆる純文学と呼ばれるようなもので
「芸術性・形式」に重きを置いている小説などを言います。
 
対して、大衆小説は芸術性よりも「娯楽性・商業性」を重んじる小説です。
いわゆるエンターテイメント系のものを言います。
娯楽小説、大衆文学という言い方もします。
ミステリーやSF、ホラーなどもこちらに分類されます。
 
自分がどんなジャンルの小説を書いているかがわかれば
どの新人賞に応募すればいいのか見えてきます。
 
とはいえ、自分の作風がどちらになるのかわからない方も多いと思います。
作家を目指す人だけではなく、出版業界でも判断に困る区分けですから。
ではどうやって判断するのか。
簡単に言ってしまうと、自分の読書量を増やすことです。
文学かエンターテイメントかが判断で悩んでいる人の
大半は読書量が足りないと言えます。
もしくは、読んできたジャンルが偏っているかです。
 
例えばですが、有名な賞で「芥川賞」と「直木賞」があります。
芥川賞は純文学の新人に与えられる賞で、直木賞は大衆小説作品に与えられる賞です。
読書量を冊数でくくるのは難しいですが
それぞれの受賞作品を、試しに20冊程読んでみてください。
それがどういうものかがわかれば、自分のジャンルもわかってくると思います。