まとめ【幻冬舎ルネッサンスの出版説明会】

説明会は、全体で約1時間半でした。
会場には緊張感が満ちており、実際の時間以上に、長く感じました。
平気で居眠りしている方も3~4人いらっしゃいましたが。

幻冬舎ルネッサンスでは本を商品として扱っており、いかなる商法で売上を伸ばすのか、というお話がほとんどでしたので、あたかもビジネスの研修に参加しているようでした。
同じようなセミナーでも、文芸社のものとは随分雰囲気が違うものですね。
別のページで詳しく解説しますが、文芸社の説明会はたいへん和やかな雰囲気でした。
文芸社は、作者の夢を形にするサービスに重きを置いているのに対して、幻冬舎ルネッサンスは、出版を完全にビジネスと捉えているといって良いでしょうことがわかりました。

無論、幻冬舎ルネッサンスが悪いわけではありません。

「これが幻冬舎ルネッサンスの商法だ」と、会社のスタンスがはっきりしているのは、とても良いことだと思います。
私自身、このセミナーを通して、出版そのものに対する見方が変わったように思います。
日々発行される膨大な書籍の中で、自分の書いた本を読者の手にとってもらうことは、並大抵のことではありません。
ましてやその本にお金を出して買って頂いたり、ベストセラーになる確率の低さを考えれば、売る工夫をして、しすぎることはないでしょう。
自費出版をするに当たっては、安くない費用を支払うわけですから、本が売れてほしいというのは誰しも同じ気持ちでしょう。
幻冬舎ルネッサンスが、実売部数を伸ばすためのノウハウ、商法を蓄積しているのは、間違いないように感じました。
社長さん自ら、熱心にお話くださったのも好印象ですね。
気圧されたくらいです。

ただし、好みが分かれるでしょうね。
売れる本を作るためとはいえ、せっかく自分で費用お金を出して自費出版するのに、自分の意見が採用されないことを、納得できるかどうかです。
ストーリーをどんどん修正されるのはを、残念に感じる人もいるでしょう。
しかも、幻冬舎ルネッサンスの指示に従って作品を直したからといって、それで本が売れることを確約されるわけではありません。
一生に一度の自費出版と考えている人にとっては、ひょっとしたら悔いの残る結果になる恐れがあります。

あとは、印税率の低さが気になりました。
一般的には5~10%程度と言われている中で、4%でのスタートです。
著者が費用を負担するのに、むしろ印税率が低めに設定されているのは、少々疑問に感じるところです。

ともかく文芸社と多くの点で対照的なスタンス、商法であると感じました。