第四の方法

作家になるための方法として三つ選択肢を以前初心者の心得で記述しました。
・出版社への持ち込み
・新人賞をとる
・自費出版で本を出す
この三つですね。 そして、このサイトでは出版の方法に文学賞受賞と自費出版をすすめています。 ですが、それ以外の方法で出版する方法があります。 それは「ネットを通じてスカウトしてもらう」というものです。 古いものですが、有名なところで「電車男」など。 2ちゃんねるに書き込んだものが話題となり本が出て、映画化、ドラマ化となりかなりのブームとなりました。 2ちゃんねる関係で最近有名なのだと「まおゆう」などがあります。

こちらは会話文のみで地の文がない、いわゆるSS(ショートストーリー)というものですが、こちらも話題を読んで書籍化、マンガ化、アニメ化となりました。 また、この作品の作者である橙乃ままれさんは「小説家になろう」などの小説投稿サイトにも自分の作品を載せていました。 その作品は「ログ・ホライズン」というもので、こちらも書籍化がされております

この他にも「小説家になろう」では今までもいくつか書籍化された作品があります。 しかし、ネットにただ載せただけではスカウトがくるはずはありません。3つの作品例を出しましたが、これらが異例なだけです。

考えたらわかることですが、ネットにはそれこそ出版されている数より多くの作品があります。作品の品質を考えなければ、それこそ星の数ほどと言っていいくらいです。 その中からスカウトしてもらえる可能性はどれくらいでしょうか。確率を考えたら無謀としか思えません。

そもそもスカウトしてもらうにはネットで有名になることが前提であって、それから出版社の人の目にとまらなければいけません。 それこそ書籍化される前にかなりの話題にならなければ難しいでしょう。

自費出版にも様々な種類があります。例えば製本までのもの、電子書籍のみのもの、書店への流通までしてくれるものなど…。自分がどの目的で出版するかによってどの方法をとるかは変わってくると思います。
個人的な見解ですが、ネットに作品を載せてスカウトを待つより、文学賞の受賞を目指す方法の方が確率は高いでしょう。

第四の方法と言いつつ否定的な意見が多くなりましたが、ネットに小説を投稿することは悪いことではありません。 自分の小説を見てもらおうの項目でも書いた通り、様々な人の目に触れるわけですから駄目出しや評価がダイレクトにきます。

ネットに投稿する作品はあくまで「練習作」だと思って投稿するようにしましょう。運良くスカウト…なんてことを信じて他の方法をおろそかにするのは目的からそれてしまいます。

あなたが作家を目指すゴールが「自分の作品を多くの人に見てもらいたい」ということであればネットに作品を載せ続けるだけでも目的は達成されますが。 出版をゴールに見据えているのであれば「文学賞への受賞を目指すための練習」ということで考えておきましょう。