校閲と校正

評価シート作成の部分では作品の中身に関してのチェック項目を作りました。
作品が完成したあと、自己採点をする形です。
しかしそれが作品完成というわけではありません。
校閲と校正が必要になります。どちらも似た言葉ですが、違いはなんでしょうか。

校閲は「文章の事実関係を正す」ことで校正は「印刷した文章が原稿に沿ってるかチェックする」ことです。また、文章の誤字、脱字を直すことも校正の一部です。

例えば下記の文章があります。

「一九弐六年は、大正元年である。」

この文章を校正すると…

「一九二六年は、大正元年である」

と、なります。「一九弐六年」と「一九二六年」の大字と漢数字の入り交じりの修正と、鉤括弧前の句読点の削除をしました。
大字は商取引など、金額を表す時に使う物で西暦などの年号で使う字ではありませんので漢数字で統一しました。
句読点の場合は作者の意図によるものがありますが、自分の原稿をチェックするので個々の判断になります。もし編集者であるなら作者に確認する部分です。

このように文章の誤字、脱字をすることが校正です。
さらに、この文章を校閲しましょう。

「一九二六年は、昭和元年である」

1926年は大正が終わり、昭和に入れ替わった年なので昭和元年が正しいです。
このように校閲は事実関係を正すことです。

このような誤字脱字、事実関係の正否を修正していくことは文章を読んでいただく時のマナーです。
小説家となり、担当の編集者がついた場合には編集部でやっていただくことになりますが、最低限自分で小説を見直すことは必要です。
誤字脱字だらけ、事実関係があやふやでは読む気もなくなります。
繰り返し校正、校閲をやってもミスは残っている場合はありますが、自分で読んで気付いた分は直して行きましょう。